勉強してるよ??
聴覚の不思議。
普段何気なく聞いてる音。
実は、音を認識する機構ってすごい不思議がいっぱいなんです。
今回は、この聴覚を認識する仕組みがまだ完全には解明されてないっていうお話。
人間が音を認識する時、
音の大きさの他に、音源の位置や方向も認識しています。
「今、右上の遠くの方から音がしている。」
なんてことは普通に認識できると思いますが、どういう仕組みで認識されているか分かりますか??
実は。
人間には二つの耳があって。
この二つの耳に伝わってくる音の時間差や位相差、強弱などから音源の位置、方向を認識しています。
このことを利用したのがオーディオ機器です。
「立体音響」って聞いたことありますか??
ヘッドホンをして音を聞くと、あたかも自分の周りから音が聞こえてくるってやつです。
面白いので一度体験してみてください☆
アメーバビジョンから。
どうですか??
ヘッドホンへ流す音を左右で微妙にずらしたり、強弱をつけたりすることで、
「立体感」
を持たせてるわけです。
さて、では何が不思議かというと。
実は、ぴょん吉たち人間は、ほんのわずかな音の高い低いの区別や、音のする方向を
あまりに良すぎる精度で認識しているのです。
音は、聴神経を介して、脳で処理されていて。
その処理のされ方が、神経伝達なのです。(なんか語弊がありそうな言い方だな…)
今回は、細かい説明は省きますが、
神経伝達はスイッチのオンオフで情報を伝えるものと思ってください。(めっちゃ強引やけど。笑〃)
スイッチがオンになった神経の数や場所と、オンになっている時間で、音の強弱や高さを識別します。
そうすると。
スイッチをオフからオンにする時間。
逆にオンからオフにする時間。
というように、一瞬ではあるのですが、切り替えしのタイムラグがあるのです。
そのタイムラグがあるため、
脳の神経細胞はおよそ1000分の1秒(1ミリ秒)の時間までしか差として認識できません。
しかし、
なんと、聴覚の世界ではその100分の1に相当する100万分の10秒(10マイクロ秒)の時間差が識別されています。
つまり、ぴょん吉たち人間は脳の理論的な処理能力を超えた範囲の差も認識しています。
これってすごくない??
生き物ってホントすげーなーって思ったぴょん吉でした。
ぴょん吉、血液・免疫学勉強中。(組織やれってね…)